現代のようなストレス社会では、普通に生活しているだけでも身体に悪い影響を与えます。勃起力が若い頃より低下し、EDで悩む人の数は増え続けています。
勃起力低下に繋がる悪い習慣や食生活を挙げてみました。全て実践するのは難しいかもしれないけれど、勃起に悪い影響を与えている要因を阻害するとEDが改善するかもしれません。
Contents
食生活編
1.血流に悪いものを食べない
血流を悪くする高コレステロールの食べ物は勃起に悪い影響を与えます。なぜなら、EDになる大きな要因のひとつに、血管が不健康であることが挙げられるからです。体の中で一番細い血管は男性器の海綿体の血管ですが、血管が細く血液がドロドロになるとペニスに血が力強く流れないので硬くフル勃起できなくなります。
中年太りで不健康に見える人は、身体の内側に脂肪分が溜まってドロドロなので血流が悪いです。そのため、顔を赤らみ血行は悪いし、毒素が身体の中にたまるし、栄養が身体の末端まで運ばれないので頭皮が薄くなります。
20代のうちは新陳代謝が活発なので多少食生活が悪くても外見に出にくいですが、30歳以降も悪い食生活を続けていると見た目に現れてきます。職場の同僚でもひとり暮らしで食生活が悪い人は、20代後半、30歳前半あたりから中年体型になります。
血液がドロドロになるのを放っておくと、ED以外にも次のような病気に掛かるリスクが高くなります。
・動脈硬化
・糖尿病
・脳血管性認知症
・脳梗塞や心筋梗塞
血流を良くする食べ物
→ 納豆、豆腐、青魚、甲殻類、海藻、そば、玉ねぎ
血流を悪くする食べ物
→ 脂質、糖分、加工食品
2.甲殻類や貝を食べる
亜鉛やタウリンが多く含む甲殻類や貝を取ることで勃起力を改善できます。なぜかというと、亜鉛は精液は生成するのを助け、タウリンは栄養ドリンクに使われるほど滋養効果があるからです。年齢を重ねると体内で作られる精子の量や数は徐々に減っていきます。そのため、精液の元になる亜鉛を体内から摂取する必要があります。
アメリカで精子提供者を対象に行われたある調査によると、最近の若い男性の精子量が減っているという結果があります。そして、その理由は亜鉛の摂取量が不足しているからです。日本でも欧米の食文化が広がったことで、肉の消費量が増えましたが、一方で魚や貝類の消費量が減りました。肉は途上国の安い冷凍食品を取り入れて、フライパンで熱して簡単に食べられますが、魚介類は手間が入ります。
亜鉛を多く含む食べ物
→牡蠣、うなぎ、牛肉、あさり
3.お酒を飲み過ぎない
お酒を飲んだ後に女性とセックスしようとしたら、勃たなかったという経験はないでしょうか?アルコールは少量であれば交感神経を落ち着かせ、リラックス効果があるので性欲は向上します。けれど飲み過ぎると話は別です。アルコールには脳や神経などの器官を麻痺させる作用があり、感覚が鈍くなり勃起しなくなります。
また、お酒を飲むのが習慣になっている人も注意が必要です。長期間にわたってアルコールを多く摂取し続けるとビタミンやミネラル、亜鉛など男性ホルモンに重要な成分を体内で消費し続けます。男性ホルモンの低下は勃起に悪い影響を与えます。
お酒を飲んだ後でも楽しくセックスをするためには普段から飲み過ぎない方が良いです。飲んだとしても適量にして置いた方がいいです。
4.タバコを吸わない
タバコも勃起に悪い影響を与えることがわかっています。なぜなら、タバコは血管を収縮させてしまうので、毛細血管や海綿体の血管を細くさせて勃起を低下させます。
タバコを吸う人と吸わない人を比較してみると、1日11~20本吸う人は約1.5倍、21本以上では1.65倍と、タバコの本数が多い人ほどEDのリスクが高くなるという調査結果があります。
お酒を飲んで1本目のタバコを吸った時に、身体が浮いたような高揚感を得られますが、これは血管が細くなることで血液の流れが悪くなり、一時的に脳が酸素不足になることで引き起こされます。決して、タバコを吸ったことでリラックス効果が得られた訳ではありません。
タバコを辞めるのは難しいですが、普段の生活にストレスがなくなると意外と簡単に辞められます。自分の場合は、仕事のストレスが減ってからお酒を飲む量が劇的に減りました。普段、お酒を飲むときにタバコを吸う量が増えていたので、お酒の量が減ったらタバコを自然に辞められていました。
お酒を飲む量が減り、タバコを吸わなくなると勃ちが以前よりも良くなります。
生活習慣編
1.睡眠時間を確保する
睡眠不足は万病の元と言われていますがEDにも悪い影響を与えます。睡眠不足は血管の収縮を引き起こし、さらに男性ホルモンのテストホルモンの分泌を減らしてしまうからです。
睡眠不足の状態は血管が収縮して血の巡りが悪くさせます。勃起には血管の拡張が必須なので、血管が収縮していると勃起できません。そして、血管の拡張を促す一酸化窒素を体内に分泌させるのがテストホルモンです。
日中に消費されたテストホルモンを回復させるためには、夜ぐっすりと眠る必要がありますが、睡眠時間が足りないとテストホルモンの分泌量が減ります。寝不足だと何もやる気が起きないのは、気力の元になるテストホルモンが十分に回復していないからです。
テストホルモンは20代前半をピークに減少していくので、年齢を重ねれば重ねるほど気力は減っていきます。若い時は多少寝不足でも、会社に行って椅子に座れば何とか仕事をこなすことができますが、歳を重ねれば次第にキツくなります。
身体が疲れた、やる気が感じないと思ったらぐっすり眠って、男性ホルモンの働きを活発にした方がいいです。やる気に溢れていると勃起も力強くなります。
2.ストレスを解消する
精神的なストレスも勃起に悪い影響を与えます。なぜなら、勃起するためにはまずは脳が性的興奮を男性器に伝える必要がありますが、脳が常に緊張状態にあると男性器まで指令を出すことができないからです。
朝から夜遅くまで働くサラリーマンの脳は常に戦闘状態です。平日の帰宅後や週末もメールをチェックしたり翌日の仕事やスケジュールのことばかり考えていると脳がリラックスできません。常に戦闘状態にあると、リラックスしようと思っても身体が正常に働かなくなります。そうすると、いざセックスをしようと思っても緊張状態で勃起できません。
自分も毎日夜遅くまで仕事をこなし、家に帰るのが夜の11時というときには、彼女が家で待っていてもセックスしようという気にはなれませんでした。仕事にストレスを感じているときは、早く家に帰るようにし、ランニングやスポーツジムで汗を流しリラックスする時間を意識して作ると、自然と勃起もできるようになります。
精神的なストレスが原因でEDになった場合は、直接の原因を取り除くと改善できる可能性は高いです。仕事を辞めるのは難しい選択ですが、長時間労働を避けるなどストレスを与えないにすることが大切です。
3.ランニングやジョギングする
ランニングやジョギングなど適度な運動は勃起に効果的です。なぜなら、運動は体内の血糖値を下げ動脈効果や老化を防止し、下半身の筋肉が鍛えられることで体温の上昇し血流が良くなります。下半身の筋肉は心臓と同じように、ポンプのように働き血液を全身に送る効果があります。
現代社会は長時間労働で且つデスクワークが増えているので、下半身の筋肉が極端に衰えてしまいます。
私も学生の頃は陸上部だったので下半身には自信があったのですが、社会人に出て10年も働いていたら明らかに筋肉が衰弱していました。デスクワークが中心の仕事だったので、下手をすると歩く時間は通勤の30分以内というほど運動不足でした。エレベーターを使わずに階段を上がっただけでも疲労感が残ります。
仕事帰りにスポーツジムに通い身体を鍛えたり、週末はランニングやハイキングに行くことでだいぶ改善できました。
4.筋力トレーニングをする
筋肉トレーニングは勃起力に効果が高いと言われています。なぜなら、筋力トレーニングによって老化で減少した男性ホルモンのテストステロンを高めることができ、血流、新陳代謝が改善され、男性器への血流が促され勃起を改善することができます。
そして、特に勃起力に効果的なのはスクワットです。人間の筋肉の3分の2は下半身が占めます、そのため下半身を鍛えると身体の半分以上の筋肉を鍛えたことになります。筋肉は心臓のポンプと同じような働き、全身の血液の流れを良くします。
毎日、30分以上歩く事を習慣にしている人が病気に掛かりにくいのは、体全身の血流がいいからです。
5.自転車に長時間乗らない
下半身の運動はEDに効果的ですが、自転車の”長時間”の利用は勃起障害の原因になると言われています。理由は、自転車のサドルがペニスの血管の流れを慢性的に圧迫し、EDの要因となる血管の問題を引き起こすからです。これは実際にアメリカやドイツで研究され証明されています。
アメリカでは、大都市の交通渋滞を回避するために警察官や救急隊員などの公務員は、日々の業務で長時間自転車を使用する人たちがいます。そして、「性器が鈍感になった」「勃起しなくなった」といったED症状を訴える人が増えたと言います。
下半身を鍛えるのはED改善に効果的ですが、長時間の利用は控えた方が良さそうです。長時間の利用が避けられない人は、男性器を圧迫しない自転車のサドルを利用するなど対策が必要です。
快適さを追求して作られたアイ・エス・エム(Ideal Saddle Modefication)サドルは、特に海外のアスリートに人気です。特許取得の独自形状により、性別を問わず、股関節部の神経や動脈を圧迫しない構造です。
6.定期的にオナニーする
オナ禁をすること、元気(精力)がでる、気力が湧く、集中力が向上するなど良い効果があると言われていますが、勃起力に確実に悪い影響を与えます。使わない臓器は老化が早いと言われる事からもわかるように、男性器は定期的に使用した方が良いです。
なぜなら、身体が精液を作る必要がないと判断し、また普段から勃起させる習慣がないと、ペニスの血管の働きが悪くなり海綿体周辺の筋肉も次第に退化して衰えていきます。
定期的に精子を外に放出しないと、古い精液が体内に中に残り続けます。すると新しい精液を作る必要がないと身体が認識するので、新しい精子を作らなくなります。3ヶ月ぶりにオナニーをして空になったからといって、すぐに新しい精子を作ってくれる訳ではありません。
1度放出した精子は2〜3日程度で満タンになるので、3日に1回はオナニーをした方がいいです。
7.半勃ちで射精しない
オナニーは定期的にした方が良いですが、間違ったひとりエッチのやり方はEDに繋がります。特に半勃ち射精はEDの初期症状と言われるので放っておくと症状は悪化していきます。
半勃ちの何が悪いのかというと、半勃は血液が男性器に溜まらずに不完全な勃起状態のことを言いますが、この状態で射精する事に身体が慣れてしまうとフル勃起しなくて良いと脳が判断してしまうからだ。
また、半勃ち状態のオナニーはEDの他に早漏の原因にもなります。たまに、疲れていたり精液が足りない状態で無理にオナニーをすると、完全に勃起しないままでもAVを観ながら簡単に済ませる事がありますよね。このとき、フル勃起しないので男性器に与える刺激が強くすぐに射精してしまいます。これは、感度が増したからすぐにいってしまうのではなく、老化で勃起が弱くなった事で刺激に耐えられなくなり早漏になります。
そもそもフル勃起しないことも問題ですが、半勃ち状態で射精することに慣れてしまうと身体がフル勃起しなくていいと認識してしまいます。フル勃起しない時は射精を諦めて、フル勃起しない原因を取り除くなど何かしら対策を始めた方が良いです。
8.AVを観過ぎない
AVの見過ぎもEDに悪い影響を与えます。なぜ、AVの見過ぎが勃起に悪い影響を与えるかというと、ひとつは脳が強い刺激に慣れてしまう事、もうひとつは短い時間の勃起に体が慣れてしまうからです。
普段から強すぎる刺激に慣れてしまうと、通常のセックスをしようとしたときに興奮できなります。アダルトビデオは視聴者を飽きさせないために、工夫を凝らして視覚だけで興奮させようとしますよね。複数人プレイ、レイプ、野外セックス、アナル、顔射など普段のセックスではしない事ばかりです。毎日強い刺激に慣れて女性の裸を見慣れてしまうと脳が何も感じなくなります、すると裸を見ただけでは自然勃起が難しくなります。
また、アダルトビデオに慣れてしまうと興奮できるシーンまで簡単に飛ぶことができるので、早い人は5分以内で終わってしまう人もいます。このやり方に慣れてしまうと、長時間の勃起が難しくなります。
子供の頃のように妄想やマンガや画像などで、想像力を駆使してオナニーをする事で改善できます。
9.身体を冷やさない
寒い日はいつもより勃ちが悪いと感じたことはないですか?凍えるほど寒い時にアソコがギンギンという人はまずいないと思います。
なぜ、冷えが勃ちに悪い影響を与えるかというと、脳が寒さを感じるとまず身体の最も重要である、むねや腹に血液を集めようと体温をあげます。そのため、身体の末端部分の手や足は後回しになります。末端部分の血流が悪くなると血管が収縮するので勃ちも悪くなります。
寒い日は運動して身体を温めるか、身体を温める食べ物を取る事で改善できます。お酒は血流を良くして身体を温める印象がありますが、ビールやウイスキー、焼酎、白ワインは身体を冷やします。温めたいなら日本酒や赤ワインを飲んだ方がいいです。
身体を温める食べ物
→生姜、ニンニク、赤唐辛子
その他編
1.ノートパソコンを膝の上に置かない
ソファに座りながら膝の上にノートパソコンを置いて作業する人がいますが、これも勃起に悪い影響を与えます。パソコンは熱を発しますが、膝の上にパソコンを置くと股間部分を長時間温めることになります。なぜ股間を温めることが勃起に悪影響を与えるかというと、精巣や精子は熱に弱いからです。
金玉が身体の内部ではなく外側にある理由を考えたことはありますか?体温40度は精子が活発に活動する温度に適さないから、外部に置くことで適度に冷やしています。パソコンは長時間使用すると70度近くまで内部の温度があがります、そのパソコンを膝の上に置いて長時間作業すると股間まで熱が伝わってくるからです。
家でパソコンを使用する人はソファの上に座って楽に作業する人が多いので、膝の上にパソコンを置く人をたくさん見かけます。ノートパソコンで作業する場合は、膝の上に置くノートパソコン用のテーブルを使いましょう。
アマゾン:膝上ノートパソコンスタンド
2.ボクサーパンツを着用しない
股間にフィットするボクサーパンツも同じ理由で勃起に悪い影響を与えます。精巣が身体の外部にある理由からもわかるように、金玉部分は常に冷やして置く必要があります。ボクサーパンツなどで股間を締め付けてしまうと通気性が悪く熱がこもってしまいます。
通気性を考えたらボクサーパンツよりもトランクの方がいいです。管理人はこの事実を知ってからボクサーパンツの使用を辞めました。日中出かける用事がないとき、夜入浴後はノーパンで過ごし、外に出かける時だけ
ノーパンのスースーしたのに慣れるとボクサーパンツは履けなくなります。
まとめ
上記で挙げた全ての生活習慣を正すのは難しいと思います。ストレスを抱えたくないからといって会社を辞めることは難しいし、仕事が忙しければどうしても運動不足になってしまいます。
自分にできる範囲で徐々に身体に与える影響をなくしていくのがベストです。