「勃起はできるけれど前戯だけで萎えてしまう」
「挿入できたけど勃起が維持できず途中で萎えてしまった」
「刺激を与えれば勃起するけれど手を止めるとすぐに萎えてしまう」
男性器に刺激を与えることなく、想像だけで男性器を硬い状態に勃起させることができますか?間違ったオナニーのやり方をしていると、勃起力が低下し手で刺激を与えないとアソコが反応しなくなります。
この場合、加齢や身体の衰えによって勃起が弱くなったのではなく、間違ったオナニーが原因で勃起力が低下した可能性があります。間違ったオナニーとは具体的にいうと、刺激が強いアダルト動画に依存している、男性器に強すぎる刺激を与えている、極端に短い時間で終わらせるなどあります。
特に20代や30代の若い男性で性行時に十分に勃起できない人は、かなりの確率で間違ったオナニーをしています。
Contents
悪いオナニーがもたらす深刻な弊害
間違ったオナニーが原因でEDになった人は、結果的にED克服が一番難しいかもしれません。なぜなら、自分で刺激を与えれば勃起、射精まで達する事ができるので、「自分はインポじゃない」と問題意識を持っていない可能性があります。問題意識を持たない人に治療することはまず不可能です。
性行為で全く勃起できない、正常にオナニーができない、ここまで悪化すれば危機感を持ち病院に行こうとするかもしれませんが、逆にこのような状態までならないと改善しようとしません。そして、知らない間にEDが進行し、気付いた頃には手遅れになっているかもしれません。
勃起できるけれど、強い刺激を与えないと十分に硬くならない、硬さを最後まで維持できないという方は、かなり高い確率で間違ったオナニーをしている可能性があります。間違ったオナニーの習慣を辞めるだけで、勃起力は改善できます。
正しいオナニーのコツは2つです。ひとつは脳に強い刺激を与えすぎないこと、もうひとつは女性の膣に挿入して得られる刺激は、右手で握るよりもはるかに弱い事を念頭に置く必要があります。
悪いオナニー習慣1:半勃ち状態で射精する
時間に追われている会社員に多いケースですが、フル勃起しないまま半勃ち状態で射精をしてしまう人がいます。ちなみに、射精はフル勃起しない状態でも可能です。
なぜ半勃ち状態の射精が悪いのかというと、この状態で射精することに慣れてしまうと、脳がフル勃起しなくて良いと判断してしまうからです。完全勃起しなくても射精できると学習すると、性行為時も硬く勃起できなくなります。
脳の”慣れ”は本人が考えている以上に怖いことです。例えば、自動車を運転しているときに時速50kmから100kmに変わった時は速いと感じますが、高速道路でしばらく100kmで走っていると脳は遅いと感じます。これは脳が速度に慣れてしまかったからです。
他にも、アダルト動画を見始めたときはセクシーな女性が現れ服を着ているだけでも興奮しますが、挿入シーンまで行くと、女性が裸だろうがセクシーな格好をしようが何も興奮しなくなります。そして、麻薬中毒者のようにより刺激が強いシーンを求めるようになります。
半勃ち状態で射精する人は実は意外と多いです。なぜかというと、現代社会は労働時間が長く余暇をゆっくりと楽しむ時間がないからです。仕事が忙しく帰る時間が遅いとき、翌日の仕事の事を考えて早く眠りたいけど、性欲だけは簡単に満たしたい時があります。そこまで、オナニーをしたくて溜まらないという訳ではないですが、他に楽しみがないときはスッキリしたくなります。
そして、そういう時にするオナニーは非常に淡白です。ネットのアダルト動画を見ながら手で適当に刺激を与えて数分で射精します。このとき、フル勃起しないまま終わる時が何度かあります。
悪いオナニー習慣2:オナニーの時間が短い
半絶ち状態での射精は勃起力低下に繋がりますが、短い時間のオナニーも勃起力に影響を与えます。短い時間例えば5分程度のオナニーに慣れてしまうと、脳が勃起状態を維持するのは5分だけで良いと錯覚してしまいます。
その結果、前戯の段階では勃つけど途中で萎えてしまうなど、持続力が著しく低下する原因になります。
半勃ち状態のオナニーと同じ理由ですが、忙しい現代の労働者は平日の余暇の時間が極端に短いです。1日は24時間ありますが、睡眠時間、労働時間、仕事のための準備時間、通勤時間、食事時間を抜かしたら、どれくらい自由な時間を確保できるでしょうか?
睡眠時間を確保するために夜の11時には寝ようとすると、平日に自由に使える時間は1〜2時間しかありません。この時間に読書もしたい、海外ドラマも見たい、面白いYoutubeも見たい、ネットサーフィンもしたい、筋トレもしたいしゆっくりお酒を飲む時間も欲しいです。
そうすると、オナニーに使える時間なんて10分もあれば良い方です。結果、アダルト動画を見て適度に勃起させてすぐに終わらせます。このようなインスタント料理のようなオナニーに慣れてしまうと、本番でもすぐに萎えてしまいます。
本番で萎えずに最初から最後まで勃起させる事を考えると、少なくとも30分以上は勃起しないといけません。つまり、本番の予行練習でもあるオナニーでも少なくとも30分以上掛けてオナニーをする必要があります。
オナニーの時間を意識してからは、本番でも徐々に耐えられるようになりました。
悪いオナニー習慣3:刺激を与えて無理に勃たせようとする
勃起力が弱くなると自然勃起する力が弱くなります。普段のオナニーから手で刺激を与えてばかりいると、本番のセックスでも自然勃起が難しくなります。性行為中に、勃たせるために自分の男性器を触る機会はどれだけあるでしょうか。
相手の愛撫をしているときは基本的に自分の物を触ることはできません。手で常に刺激を与えないと勃起できないので、愛撫中に元気がなくなります。
10代や20代の頃は、男性器を触らなくてもギンギンに勃起できていたはずです。手で刺激を与えないと勃起できないのは、もちろん加齢による衰えもありますが、それ以上に普段から刺激に慣れてしまい自然に勃起する力が弱くなったからです。
理想は手で刺激を与えずエッチな妄想だけで自然勃起する事です。手に頼っていると、本番中に勃起しにくくなります。
悪いオナニー習慣4:アダルト動画に依存している
現代でアダルト動画をオカズにしない男性はいない程、広く男性社会に浸透しています。しかし、アダルト動画に依存したオナニーはEDを引き起こす原因になります。EDに苦しむ男性でアダルト動画が原因で勃起が弱くなったのではないか?妻や彼女を抱けなくなったと思っている男性はいるのではないでしょうか。
男性ならわかると思いますが、ひと昔のAVと比較してここ数年のアダルト動画は超高画質でスタイル抜群のセクシーな女性が大量に出演するようになりました。さらに、ネット動画のためパソコン1台さえあれば、いつでもどこでも綺麗な女性の裸やセックスシーンをいくらでも視聴できます。また、右クリックひとつで次から次に綺麗な女性をオカズにできます。
昔のAVは画質も悪いし出演している女性も綺麗とは限りません。AV男優もお腹が出ている中高年おじさん、ハゲている人ばかりでしたが、現在は身長が高く身体も鍛えている若い男性が多いです。
また、アダルト動画は視覚や視聴だけで男性が興奮できる仕掛けがたくさんあります。複数人の男性に素人女性を襲わせたり、スタイルの良い女性を隠しカメラでハメ撮りしたり、女性の顔に出したり、視聴者を興奮させるために通常のセックスではあり得ない事をします。
日常的にこのような刺激の強い動画に見慣れてしまうと、いつもと同じ女性、恋人や妻に興奮しなくなるのはある意味当然のことでしょう。パートナーの女性は老いと共に体型が崩れていきますが、AVの世界では女性は若いままです。
実は日本以外でもアダルト動画が普及している国でも”妻だけED”は増加傾向にあります。
アダルト動画の強い刺激に慣れてしまうと通常のセックス、いつも同じ相手では興奮できなくなります。妻だけEDに悩む女性のパートナーが、アダルト動画に依存しているというのは偶然ではありません。
→ なぜアダルトビデオ(AV)は勃起力を低下させる原因になるのか?
悪いオナニー習慣5:床に男性器を強く擦り付ける
床やシーツに男性器を擦り付ける床オナというオナニープレイがあります。管理人は経験ないですが、押し付ける圧力により刺激が強く得られ、床オナを一度味わってしまうと中毒性があり辞められなくなると言います。
近年女性の膣内では射精に達することができない「膣内射精障害」に陥る患者が増えています。女性の膣内は男性が期待するほどの圧力はありません。女性の膣内に挿入するよりも自分の手でピストン運動した方が快感は得られます。
そのため、握力の強いオナニーやベッドやシーツに押し付ける圧が強いオナニーに慣れてしまうと、女性の膣内で射精できなくなります。オナニーでは手で与える刺激を弱くし、ゆっくりとピストン運動した方が女性の身体でいきやすくなります。
悪いオナニー習慣6:刺激が強いオナホールを使用している
アダルトショップやネットのアダルトページに行くと、男性がひとりでも性欲を満たせるアダルトグッズが大量に売られています。女性の膣内や自分の手でしごくよりも快感を得られるものがたくさん販売されています。
床オナと同じ理由で強すぎる刺激のオナニーに慣れてしまうと、通常のセックスでイケナイ体になります。
理想のオナニーとは?
悪いオナニーの習慣からもわかるように、大切なのは身体的にも脳にも強い刺激を与えないことです。オナニーはセックスをするために予行練習と考えなくてはいけません。
理想のオナニーとは次の3つが重要になります。
・常に低刺激を与えること
・30分以上掛けて行うこと
・妄想や静止画だけで行うこと
普段から強い刺激に慣れていると難しいですが、まずは妄想だけで自然勃起させます。男性器が勃起したら竿ではなく、竿周辺に刺激を与えます。そして十分に硬くなったら、人差し指と親指でゆるく輪っかを作り、ペニスの竿と亀頭部分を中心にゆっくりと上下にピストン運動を行います。ポイントは強く握らないことと、高速で手を動かさないことです。
硬くならないからといって手で強い刺激を与えるのは辞めた方がいいです。
過去に勃起力が弱くなった原因
30歳の時に初めて中折れを経験し、前戯の段階では勃起するけれど挿入前に萎えるという事が何度かありました。書籍やネットの情報で原因を調べていたら、悪いオナニーの仕方に原因があると思うに至ります。
地方でひとり暮らしをしていた頃、彼女がいない生活を4年間送っていましたが、このときにアダルト動画に依存するオナニーをしていました。いつも帰る時間が遅いから動画を見ながら、手で刺激を与えて勃起、次から次にシーンを変え射精できるタイミングで短時間で終える。インスタント料理のようなオナニーばかりしていました。
このとき彼女がいればもう少し早く身体の異変に気がついたのかもしれません。4年間セックスから遠ざかった生活をしていたので、徐々にEDが悪化していったと思っています。
正しいやり方(妄想、低刺激、時間を掛けて)でオナニーをするようになってからは、以前よりも自然勃起がしやすくなり、持続力も改善しました。