日本(先進国)はもうセックスに興味がないのか?3.6人に1人の男性がED

近年セックスレスに苦しむ若い夫婦やカップル、EDに苦しむ男性は急上昇しています。

セックスしない若者が増えている理由は、現代社会は余暇を楽しむ時間がない上にテクノロジーが発達したことでひとりでも楽しめる娯楽がありふれているからです。手軽にアダルト動画、アダルトグッズ、性風俗で欲求を満たす手段はいくらでもあります。

性欲を満たす以外でも娯楽はたくさんあります。テレビ、海外ドラマ、テレビやパソコンゲーム、これらは全てひとりで楽しめるものばかりです。

ひと昔前のように時間さえあれば、女性を口説いてセックスを楽しむ人も増えるのかもしれませんが、これだけ娯楽が充実してしまうと難しいのかもしれません。バーチャルリアリティ、セックスドールが本格的に普及し始めると、先進国から子供はいなくなってしまうかもしれません。

田舎は都会よりも初体験が早く、ラブホテルも多くセックスばかりしている印象ですが、その理由は子供達は暇を持て余し都会よりも娯楽が少ないからです。

バーチャルリアリティとは

バーチャルリアリティ(英: virtual reality)とは、現物・実物(オリジナル)ではないが機能としての本質は同じであるような環境を、ユーザの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術およびその体系。

参考:セックスは絶滅寸前 研究者らが警鐘

調査1:EDに苦しむ男性の数、3.6人に1人

1998年に行われた調査によると、国内のED推定患者数は1130万人にも上ります。男性の年齢を25歳から74歳に絞ると、約3.6人に1人がEDで悩んでいる計算です。これは10数年以上前の調査なので、現在ではさらに増加し1800万人にも上ると言われています。男性が10人いれば、3〜4人がEDに悩んでいます。

ED治療薬、AGA治療薬が一般的になってきた昨今、イースト駅前クリニックに来院する患者数も年々増加しています。イースト駅前クリニックの月間来院患 者数は7,583人(2013年12月)。
参考:来院患者データ(イースト駅前クリニック)

実はEDに悩むのは日本だけではありません、少子化に直面する先進国共通の問題です。例えば、バイアグラを発明したアメリカでもED患者は3000万人以上いると言われています。世界の成人男性の3人に1人はED、もしくはED予備軍だとも言われています。

調査2:セックスの回数、世界最下位

男性向け避妊具の大手メーカーDurex社が調査している各国の年間セックス回数によると、日本は26カ国中最下位です。

【年間の平均回数(2006年)】

1位、ギリシャ、164回

2位、ブラジル、145回

3位、ロシア、143回

3位、ポーランド、143回

26位、日本、48回

日本は満足度、平均回数ともに最下位です。回数は1位のギリシャの3分の1位以下になりました。数値上は平均して月に4回セックスしていますが、実際はもっと少ないのではないでしょうか。

若い男性、女性はカップルを作らない人が増えています。30代男性で月に2回、40代男性で月に1回というデータもあります。

調査3:婚姻関係にある半数以上がセックスレス

半数がセックスレス 割合最高 家族計画協会調査

セックスレスとは体の異常が見られないにも関わらず1ヶ月以上性交渉がない状態を指します。全国の16~49歳の男女3000人を対象にした調査によると、半数がセックスレスだと回答しています。

自分も学生の頃は毎晩のようにセックスしていましたが、社会人になった途端にセックス回数が激減しました。若くて性欲があっても仕事が忙しく毎日帰る時間が遅いと、セックスが億劫になります。次の日の仕事のことを考えて早く眠りたいと思っているのに、女性が隣に寝ていてもセックスしようとは思わないからです。

結局、次の日が休みの金曜か土曜の夜に1回できれば良いかとなりました。

調査4:若者で性体験がない割合は47%

参考:独身の男性42%、女性44.2%が「性経験がない」ことが判明

2015年に実施された調査によると、交際相手がいない人の割合は年々増加傾向にあります。未婚者(18-34歳)で恋人がいる割合は男性で約2割、女性で約3割しかいません。そして、交際相手が欲しいと思っている人は半数しかいない。

20-24歳の男女で性体験がない人の割合も男女とも47%と増加傾向にあります。20代前半でセックスに関心がない人は男性21%、女性39%と上昇している。

現代の若い男女はリアルの生々しいセックスではなく、綺麗に切り取られたバーチャルセックスに高い関心を示しています。女性と性交渉が1度もない男性でさえ、ネットのアダルト動画でスタイルの良い女性のセックスシーンを飽きるほど見ている時代です。

先進国の少子化の流れは今後も進んで行くのではないでしょうか。

調査5:1ヶ月のセックス回数は2.1回

セックスする相手がいる人に対して、「そのお相手とは1ヶ月にどの程度セックスをしますか?」

調査結果
全体の平均回数は2.1回。年代別では20代が4.11回で最も多く、30代が2.68回、40代が1.77回、50代が1.38回、60代が0.97回 となります。

参考:貴方のSEX回数は多い?少ない?年齢別のセックスの回数

これは週のセックス回数ではなく月の回数です。20代の若い男性でさえ月に4回、30代でさえ月に3回しかしません。自分の学生時代を振り返ると、彼女がいた時期は月に20回以上はしていました。社会人になり、仕事が忙しくなると一緒に暮らす彼女がいても週に1回する程度です。

まとめ

日本の人口は1億2800万人をピークに、2060年には8600万人になると予想されていますが、これだけセックスしない現在の状況を考えると、もっと早いペースで人口が減るのではないかと心配するほどです。

高齢化率は40%になります、性欲が減衰しセックス業界も下火になるかもしれません。

日本はテクノロジー大国なので、その他の国よりもテクノロジーの影響を受けやすいのかもしれません。セックスドールもアメリカで開発されていますが、日本の方が早く普及するかもしれません。

日本でセックスの回数が少ないのは、セックス以上に楽しい娯楽があること、アダルト動画や性風俗などひとりでも性欲を満たす手軽な手段がたくさんあるからではないでしょうか。日本の人件費は世界でも高い方ですが、それでも3千円あれば女性の手で射精させてくれます。

もしも、女性も男性と同じような感覚で性欲を満たし始めたら、本当に手遅れなことになってしまうのではないでしょうか。

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