付き合っている男性がEDになると、次のような悩みを持つ女性は多いのではないでしょうか。

「１度でいいからEDの治療を受けてほしい」

「自分がEDだという事を打ち明けてほしい」

「セックスができなくても良いからもう少しスキンシップをしてほしい」

「一緒に住んでいるけど、ただの同居人のように感じる」

「大事なことなのにはっきりと話し合いたい」

男性はプライドが高いので、EDかもしれないと思っても認めたくない自分と葛藤があり中々認めようとしません。そのため、早く病院に行って治療して欲しいと思っている女性と次第に温度差が生じます。

EDを改善するためにはまずEDだということを男性に認めてもらう必要があります。何の病気かわかっていない相手に、治療を促すのは不可能です。

相手に自覚してもらうのは改善する上で大切なことですが、ストレートに伝えるやり方はあまりスマートとは言えません。EDはデリケートな問題なので相手を苦しませてしまいます。できるだけ客観的に本人がEDだと気付かせてあげた方がスムーズに進みます。

方法１：EDネット診断を受けてもらう

参考：EDのセルフチェック

病院に行かなくてもネット上でEDのセルフチェックを受けることができます。診断内容を確認することで、どういう症状がEDなのか自分で把握できます。例えば、「勃起をどれくらい維持できるのか」、「どれくらいの頻度で挿入できる状態になったか」、「性交が終わるまで勃起状態を維持できたか」、などが問われることになります。

EDの定義ですら勘違いしている男性は非常に多いです。大半の方は完全に勃起できない状態をED（勃起不全）だと思っていますが、実際には硬さが不十分で満足に性行できなければそれだけで軽度のEDになります。おそらく、３０代を超えると半数以上が当てはまるのではないかと個人的には思っています。

また、女性は性行時に勃起できない男性を見ると、この人は全く勃起できないと勘違いする方は多いですが、性行時に勃起できないけど、オナニーでは勃起できる男性はたくさんいます。そして、勃起できるということは重度のEDではありません。機能的に男性器はしっかりと働いているので、ストレスや悪いオナニーが原因で一時的に勃たない状態になっている可能性が高いです。

放っておいても良くなることはないので、何かしらの対策は必要ですが、必要以上にパニックになったり相手を焦らせる必要はあります。

→ 夫や彼氏が勃たないとき、ED男性が病院に行かない理由４つ

方法２：EDに関する書籍を読んでもらう

EDの定義を正しく理解していない男性も多いですが、何が原因でEDになるのか、どのような対策方法があるのか理解している方も非常に少ないです。

まずは、EDがどういう病気で何が原因で引き起こされるのか正しい知識を持つことが重要です。EDは生活習慣病の前兆だと言われているので、EDに悩む男性は必ず身体に悪い習慣を与えています。そして、それを取り除いてあげるだけで大きく改善できます。

書籍についても、ストレートなものを進めるのは良くないです。最初に読む本はこれくらいのタイトル名のものの方が読みやすいかもしれません。

ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (ＳＰＡ！ＢＯＯＫＳ新書)

「恋人・夫婦仲相談所」所長。結婚・セックスレスに悩む女性会員1万2000人を集め、「ニッポンの結婚・寝室事情」を真剣に考えるコミュニティを展開。セックスレスやEDに関する講演、マスコミ取材も多い。日本性科学会会員。ED診療ガイドライン作成委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

本書は、セックスレスに悩む女性の問い合わせをキッカケに書籍を出版しました。セックすレスに苦しむカップルや夫婦の体験談を知ることができます。

→ EDで悩んでいる人におすすめする勃起に役立つ書籍４選（電子書籍のみ）

方法３：性欲がつく食事を作る

ワザとらしい精進料理は返って男性の気持ちを萎えさせてしまうかもしれませんが、精が付く料理を作ってあげるのもいい方法です。勃起できない理由は、ストレス社会で働き詰め身体が疲れて切っているからです。より具体的に言うと男性ホルモンの分泌が不足しているからです。

男性ホルモンが少ない男性はこのような特徴があります。

・冒険心や挑戦心がない

・気力ややる気がわかない

・闘争心がない

・セックスに淡白になる

性欲に効く精進料理とは、疲労回復、血行を良く動脈硬化を防ぐ、成長ホルモンや男性ホルモンの働きを助ける、精液の働きを活発にする効果があります。セックス目的以外でも仕事に疲れている男性にとって強い味方になります。

特に牡蠣は、精液の活動を活発にする亜鉛、ミネラルやアミノ酸が豊富に含まれ、セックスミネラルと言われるほど効果抜群です。牡蠣を食べた翌日の朝は、ギンギンに朝勃ちします。この状態で朝求められたら、男性としては断る理由はありません。

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方法４：精力サプリを勧める

勃起に効果がある精力サプリですが、サプリもストレートに勧めるのは返って逆効果です。精力サプリだと気づかれないように、自分が飲んでいるものを渡し、男性が成分を聞いたりサプリを聞いた時に教えてあげるのがいいと思います。

精力サプリは男性を元気にするために作られたものですが、その中身は疲労回復や牡蠣やマカなどの栄養剤が高濃度に配合されているだけです。つまり、疲れを感じている女性が飲んでも不思議ではありません。

また、魚貝類に多く含まれている亜鉛はアルコールを分解するために使われているので、二日酔いにも効きます。翌日仕事がある日の飲み会に牡蠣エキスが含まれているサプリを飲むと、翌朝スッキリ起きれます。

飲み会が増え疲れた男性にサプリを手渡してみる、翌日男性がサプリの成分を聞いてたら精力サプリと教えてあげるのも良いかもしれません。身体の調子が良いと飲み続けてくれます。

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有効な対策方法

彼氏や夫がEDに悩む女性をみると、男性がEDだということを自覚してくれずイライラする方を多く見かけます。問題意識を持たない男性に、自分と同じように危機意識を持ってもらうのは難しいことです。

客観的にどう見えるかを知ってもらうことが重要です。そのためには、あなたの意見を伝えるだけでは不十分で、インターネットや書籍の情報を参考にしてもらうのが良いです。

また、男性自身もどうしたら改善できるかわかっていないケースも多いので、食生活など女性が率先して男性を助けてあげるのも良いかもしれません。